
米ニュースサイト「アクシオス」は2日、イランが米国に対して戦闘終結に向けた新たな提案として14項目を示したと報じた。内容にはレバノン情勢を含む戦闘終結、ホルムズ海峡の開放、イランの港湾封鎖解除を巡る交渉の期限を1カ月に設定し、合意に至ればさらに1カ月かけてイランの核問題を協議する枠組みが含まれている。
トランプ大統領は2日、交流サイト(SNS)で「検討してみるが受け入れ可能なものとは思えない」と投稿し、改めて拒否姿勢を明確にした。南部フロリダ州で記者団には「態度が悪ければイランへの再攻撃の可能性はある」と述べ、武力行使の余地も示唆した。
提案は4月30日に米側に手渡された。イランのガリババディ外務次官は2日、首都テヘランで「外交を選ぶか対立を選ぶか、ボールは米国のコートにある」と述べ、米国の対応を促した。
米財務省は1日、ホルムズ海峡を巡り海運会社に対し、イラン側に「通航料」を支払えば米国の制裁対象になると警告を発した。海峡の支配を強化しようとするイランを強くけん制する狙いがある。
イランは長年、ホルムズ海峡を巡って米国と対立してきた。今回の提案が実現すれば中東情勢に大きな転機をもたらす可能性があるが、米政権内では懐疑的な見方が強いとされる。